風邪にご用心。

咳がなかなか止まらないと言う風邪が流行しております。
咳止めを求める患者も本当に多く、びっくりしています。
皆さんが訴える症状はほとんど一緒で、
咳と鼻水。
熱は(−)で咳以外のしんどさは特にない。
お年寄りからヤング(笑)まで幅広く流行しています。

私も咳がひどい為、何か薬は無いものか??と考えました。
咳止めシロップはあまり好きではない(おなかが張る)
医療用の薬を使うのはなんなので、とりあえず鼻炎の時期に
服用している小青竜湯を思い出した。
イメージ的にアレルギー性鼻炎の専用薬のイメージが大きいが
実は気管支炎、ぜんそく、痰を伴う咳にはうってつけなのです。
さて、漢方は風邪でも何でも「証が合えばてきめんに効く」といいますが、私の診断でこの風邪は小青竜湯の証でると確定できたので
早速少量の水で一服。
20分ほどするとジワジワと汗をかくようになり、咳は出ない。
エフェドリンの効果なのか意識も高揚、っていうかしゃきっとしてきました。
家に帰ってからも前日とは変わってだいぶ楽になりました。
でも咳は若干(+)、悪風も(+)だったので、今度は湯に溶いて
服用。湯飲みにエキス剤を溶かし熱めの湯をどぼどぼ入れる。
それに少量の水を加えてから服用。
、、、
本当はこの薬はこの飲み方をすると非常に味がまずいのですが、
このときはそれほど不味さを感じませんでした。
やはり証が合っているからなのだろうか??
って、
服用後咳はほとんどで無くなり、今朝も快適でした。
自然治癒ってすばらしい(笑)

咳止めで直らない患者さんや家族に勧めて見るのもいいかもしれません。

あ、副作用もありました。
湯で溶いて服用後、軽い胃もたれに襲われました(笑)

ちなみに小青竜湯は上記の証(症状)のほかに熱が加わっても大丈夫です。風邪薬でなかなか効かないと思っているアナタ!
ぜひ薬局で聞いてみてください。